posts

東大阪の縫製工場にて、ものづくり

東大阪の縫製工場にて、ものづくり

紙のような、本物の革はどうやって作るのか。 そんな課題を一緒に考えてくださるパートナーに大阪で出会えました。 革を厚さ0.4〜0.5mmの薄さまですく。 通常は裏地などに使うための薄さの革は、本当に薄くて軽いものになりました。 それでいて、表の質感にはしっとりとした革の感覚が残っています。 国内産の銀付き(吟付き、とも)のレザーを使用することで 「軽やか」というdünnのブランドコンセプトに相応しい仕上がりになり、 試作品を見た段階で「これはいける!」と 確信めいたものを感じることができました。 実際の縫製作業は、こちらのパートナーの工場で 一つ一つ、丁寧に手作業での仕上げ作業を行っていただいています。

きっかけは「紙のような革」を作りたかったから

きっかけは「紙のような革」を作りたかったから

dünn開発のきっかけは、 紙で出来た名刺入れ「CARDRIDGE(カードリッジ)」です。 サブの名刺入れとして、手帳や財布に挟んで使うカードリッジは、 名刺を忘れた「あるある」の瞬間を解決できるということで 多くのお客様にご支持いただくことになりました。 しかし、その手軽さから 「これをメインで使いたい」 「マネークリップにしたい」 というご要望をいただくようになり、 「せっかくだから革で作ってよ!」 というお題をいただくことに。 はてさて、こんなに薄い革製品なんて作れるのだろうか? カードリッジはハイエンドモデルのPROで厚さ約2mm。 2014年の10月、カードリッジがプレス発表された月の終わりには この加工を行うためのパートナー探しが始まりました。