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ヌメ革に防水スプレーを振れば突然の雨でも安心です。というわけでdünnで試してみました。

ヌメ革に防水スプレーを振れば突然の雨でも安心です。というわけでdünnで試してみました。

今年も梅雨がやってきましたね。 ジメジメするし、服や持ち物は濡れるし、どうしてもブルーになってしまいますね。特にこの記事を読んでくださってるような革好きのユーザーさんは、革の水濡れに頭を悩ませていらっしゃることも多いのでは…。そこで、自社商品で防水用品を試しながら革の防水ケアについてご説明したいと思います! クロムなめしの「Wert」、タンニンなめしの「Altern」 dünnでは質感や使用感の違うレザーを二種類ご用意しています。 Wert(ヴェールト) こちらは金属由来であるクロム化合物を使用してなめした革です。なめした後は革が白っぽくなるため、鮮やかな色に染め上げることが可能です。クロムなめしの特徴はその発色の鮮やかさと、丈夫さです。 後述のタンニンなめしよりキズや水濡れに強く、購入した時の姿をほぼ保ったまま使い続けることができます。 Altern(アルテルン) こちらは植物由来であるタンニンを使用してなめした革です。「ヌメ革」に近い風合いです。 タンニンなめしは、革そのものの柔らかな質感や風合いを残しています。 その性質上クロムなめしに比べてちょっとひっかくとすぐにキズがついたり、水分がつくとあっという間に変色してしまいます。 ではそれがデメリットなのかというと決してそうではなく、むしろそういうゆらぎやすい革だからこそ惹かれる人が多いのです。 こまめにお手入れしていくと、薄茶色が飴色に変化していき、使い始めは気になってしかたなかったキズも、ともに同じ時を歩んできた証として愛おしくなっていきます。 もちろんお手入れなしでも問題なく使えるのですが、ケアしてあげると後々の美しさが変わってきます。 クロムとタンニン、それぞれの良さがあるんですよね。 革と一緒にどんな生活を送りたいか、少し未来の自分をイメージしながら選んでいただければと思います。 Alternに防水スプレーを振ってみます ということで、水に弱いヌメ革をお手入れしてあげて、革についた水滴も憂鬱な梅雨も弾き飛ばしてしまいましょう! 0.用意するもの ・革製品  ・防水スプレー 今回使用したのはこの製品。 [コロニル] 防水スプレー ウォーターストップ 400ml CN044021 Colorless 400ml posted...

機能を絞って、可能性を広げる。dünn wing wallet seriesに込めた思い、デザイン編。

機能を絞って、可能性を広げる。dünn wing wallet seriesに込めた思い、デザイン編。

連日の製作祭りで死にそうになっていますが、 なんとか全てリリースし、インテリアライフスタイル展も無事に終了しました。 さて、2018年のdünn新商品「dünn wingwallet series」。 プレスやMAKUAKEでご覧いただけましたでしょうか? https://www.makuake.com/project/dunn/ 今回の着想はMAKUAKEサイトにも書いていますが、 既存の商品だとあと少し足りないなというところを埋める発想からスタートしています。 お財布を小さく軽くするには、入れるものを絞ってみる 私自身、dünn coin & cardcase と dünn world walletの組み合わせで 今まで使っていた二つ折り財布を代替していたのですが、 ・もうちょっとカード持ちたい ・お札入れ自体をもうちょっとコンパクトにしたい (ポケットに無理なく入るサイズにしたい) という小さな不便を解決するためのプロダクトをずっと考えていました。 ポイントカードやクレジットカード類、 もっとアプリ化が進むと思ったのですが増える一方なんですよね…。 世の中に小さな財布、薄い財布はごまんとあり、 本当に凄い商品ばかりです。先人の知恵はすごい。 ただし、小さい系の財布を手にした時にいつも感じていたのが 「今は小さく薄いけど、持ち歩きたい量を全部入れるにはやっぱり足りないんじゃないか?」 「構造が工夫されているから、使うのに慣れがいるんじゃないか?」...

dünnレザーの元となる革の製造者、姫路・たつののタンナー探訪へ。皮から革への現場。

dünnレザーの元となる革の製造者、姫路・たつののタンナー探訪へ。皮から革への現場。

【Part1】原皮から革へ dünnレザーの元となる革をなめしているタンナーさんと、CARDRIDGE(カードリッジ)の箔押しを依頼している業者さんの現場を見学させていただきました。 塩漬けされた原皮が間近に。革はやっぱり生き物からできています。 牛革とか豚革とか言いますから、革が動物を素材としていることはわかります。 でも、私たちの目の前に届いた、皮ではなく綺麗に成形された革の状態だけを見て、本当の意味で革が動物の皮からできているのをイメージできる人は少ないかもしれません。 だからこの写真はちょっと衝撃かもしれません。 ここには乳牛の皮がたたまれて積まれています。 こちらは塩漬けされたもの。防腐のためだそう。 水分が抜けているからか、先ほどのものより平たいです。 よく見ると大粒の塩がまぶされています。 クロムで原皮をなめすときれいな水色に変わります。これをウェットブルーと言います。 先ほどの原皮を、クロムなめし(金属鞣しの一種)で加工すると、なめし剤の影響で水色に変わります。 しなやかな革です。 触るとふわふわしています。 クロム鞣しでは、ドラムの中で革を色付けします。 ドラム式の染色機械で革にそのものに色を付けます。 職人さんが、まるで洗物を取り出すように革を取り出し、一枚ずつ丁寧に重ねていきます。 見事なブルーに染め上がっています。 dünnレザーはこの方法で染色されています。 dünnレザーでは使用していない、ローラーを使用したもう一つの染色法。 染料のついたローラーに革を通すと、あっという間に色がつきます。 塗りたてなのでつやっとしています。 これを長い長い乾燥機にかけて乾かし、最後は吊るして乾燥させます。 様々な革たち。名のある商品の原型です。 この赤の下にある白の革はdünnシリーズで使用している革の完成前のものです。 手触りはしっとりやわらかでした。 また、こちらはベロアです。 dünnレザーは銀面といって毛の生えている方を使用していますが、ベロアは床面といって肉がついている側が表になります。 毛羽立たせてあるこちらはなめらかな手触りです。 同じ革でも工程が違うとここまで質感が違うとは。...

dünn one pencover(デュン ワンペンカバー)は薄いから、どこに入れても使いやすい!スーツやペンケースに入れて試してみました。

dünn one pencover(デュン ワンペンカバー)は薄いから、どこに入れても使いやすい!スーツやペンケースに入れて試してみました。

この商品を買ったらどんな風に使おうかなとか、この商品があれば今の生活がどれだけ豊かになるだろうとか、モノを買うときに考えることはたくさんありますよね。 ネットだと画像しか見られないので、商品がどんなものかいまいちよくわからなくて買うのを躊躇してしまうことも…。 そこで、この記事ではdünn one pencover(デュン ワンペンカバー)をいろんなところに収納して使い心地を試してみました! お買い物のお役に立てば幸いです。 ペンを傷や汚れから守る一本差し。 まずはデュン ワンペンカバーの紹介から。 万年筆の一本差しというと、大きい、分厚い、かさばるものが多いと思います。 大切な万年筆なので万が一の落下や、バッグの中での他の荷物との衝突から守るには仕方のないことです。 ただ、そうなると万年筆一本だけを他の文房具と分けて持ち歩くことになります。 それだけ余計な荷物が増えるし、つい家に置き忘れてきてしまった、なんてことも。 デュンでは、大切な万年筆をもっと身近に、もっと気軽に万年筆を持ち歩けないか考えました。 そこで、一本差しとしての機能を「表面の傷や汚れから守る」ことに特化させた商品を作ることにしました。 柔らかく薄い革がペンの表面にフィットします。 上下には長さの違うスリットが入っているため、お使いの万年筆のクリップ位置にあわせて引っ掛けてください。 薄さ0.5mmの本革をまとっているだけなので、持った感じは何もつけていない万年筆とほぼ代わりありません。 この状態でワンペンカバーつき万年筆を持ち歩いてみましょう。 スーツのポケットに。 よく使うペンはスーツの胸ポケットに差している方って多いですよね。 1本だけならまだいいのですが、2,3本まとめて差しているとペン同士が接触してしまいます。 せっかくの高級品を、傷まみれにしてしまうのはあまりにももったいないと思います。 ワンペンカバーならかさばらないのでいつもと同じように胸ポケットに差せますよ。 ポケットにクリップを挟むことも可能です。 ペンケースの中に。 こちらもペン同士の接触を防げます。 複数の万年筆や、万年筆以外の文房具も一緒に持ち歩きたいとき、ペンケースを利用したいと思います。 そんなときにワンペンカバーを装着してからペンケースに収納していただくと、万年筆がキズつく心配なく持ち運んでいただけます。 脱着は万年筆をスルッと滑らせるだけなので、一手間増えた感じがしづらいのもポイントです。 大事な万年筆が傷ついたらどうしようというプレッシャー、あると思います。...

薄くてコンパクトでも大容量。dünn coin&cardcase(デュン コイン&カードケース)はたっぷり小銭が入るコインケース!車やバイクのお供にも。

薄くてコンパクトでも大容量。dünn coin&cardcase(デュン コイン&カードケース)はたっぷり小銭が入るコインケース!車やバイクのお供にも。

dünnシリーズは約0.5mmという極薄の革を素材に作られた極薄の革小物シリーズです。 薄かったり小さかったりすればするほど収納力が落ちるのが普通ですが、そうならないのがdünnなのです。 今回はdünn coin & cardcase(デュン コイン&カードケース)の収納力についての検証第二弾です。 スリムな見た目とは裏腹に、意外な収納力を見せるのがこのコインケース。 何も入れていないと、「これがコインケース?」と言ってしまいそうになる薄さです。 文字通りぺらりとしているのに、手触りは柔らかくもしっかりとしていて、これが革の良さだなあと思います。 革の合わせ部分を見てもこの薄さ。 ジッパーの幅が広く感じるのは、この商品ならではではないでしょうか。 dünn coin&cardcase(デュン コイン&カードケース)にコインを入れられるだけ入れるとこうなります。 手持ちの小銭が増えないように調整してお会計をしていても、増えるときは増えるもの。 そんな時、このコイン&カードケースはどれだけの小銭を収納してくれるのでしょうか? 家中の小銭をかき集めて詰め込んでみました。 どん! 色んな小銭が49枚入っています。 もうあと一枚入れてキリよくしたかったんですが足りませんでした(笑) もっと入りそうなんですが、著しく見た目を損ねない範囲におさめようと思うと、このくらいがちょうど良さそうな感じです。 また、入れすぎると開け閉めの度に中身がこぼれ落ちそうになってしまうので、やっぱりこれくらいがいいんだと思います。 ファスナーの幅分、小銭によって広げられた感じです。 というわけで… dünn coin&cardcaseには小銭が約50枚入ります! ただし! ・小銭以外入れない ・小銭の種類(今回の検証では10円と100円が多め) ・革の使い込み具合 これらの条件により、数は前後します。...

dünn ID holder(デュン IDホルダー)はこんなに薄いのに高機能。社員証入れとしても使えて、軽いから肩こり解消にも。

dünn ID holder(デュン IDホルダー)はこんなに薄いのに高機能。社員証入れとしても使えて、軽いから肩こり解消にも。

いつもIDホルダーを首から下げていると、ちょっとした重みでも負担に感じるもの。 首や肩の疲れにお困りの方に使っていただきたいのが、このdünn ID holder(デュン IDホルダー)です。 本体とストラップあわせて30gという軽い使用感。 本体、ストラップともに軽さを追求しているので、わずか30gという軽さを実現しました。 本体に使用している革は、本革を薄さ0.5mmまですいたもの。 この薄さでも革特有の手触りはしっかりと残っています。 また、ストラップはポリエステル素材を使用。 熱で固めてあるので、耐水性に優れ、色落ちの心配がありません。 非常に軽いのに、摩擦や引っ張る力に強い素材です。 縦向き、横向きの両用で使える。 商品を見ていただくと、ハトメが3箇所についていますよね。 ここにストラップをつけていただくのですが、そのつけ方によって縦でも横でも、二通りの使い方で着用していただけるんです。 横でも。 縦でも。 縦向きと横向きの両方の名刺をお持ちの方ですと、これ一つでどちらの名刺にも対応できますよ。 名刺のこぼれ落ち防止にストッパーがついています。 縦向きにした時に心配なのが、名刺が落ちてしまうこと。 そこでdünn ID holder(デュン IDホルダー)は内側に、カード窓と同じ素材でストッパーを縫いつけました。 ここに名刺が引っかかるようになっています。 ストッパーも薄いため、IDホルダー全体の雰囲気を損ねていません。 シンプルな見た目にシンプルだけど役に立つ機能が詰まったIDホルダーです。 https://dunnleather.com/products/did/